独立を考えているアイリストさんから、
「マツエクサロンを開業したいんですけど、最初の一歩は何ですか?」
と質問されたら多くの人は、こう答えると思います。物件を探す、資金を貯める、美容所登録を申請する、グルーを選ぶ。
もちろん全部、いつかはやらないといけません。でも、それを「最初の一歩」にしてしまうと、迷いやすくなります。
では、本当の最初の一歩は何か。
「3年後の自分」を1枚の紙に書く
地味に聞こえるかもしれません。でも、これが一番効きます。
3年後、自分のマツエクサロンはどうなっていてほしいか。一人サロンを続けているのか、スタッフを採用してチームになっているのか。客単価はいくらを目指すのか。月に何人施術するのか。
これを1枚の紙に、自分の言葉で書いてみてください。
すると不思議なことに、「今やるべきこと」が自然と決まっていきます。
3年後が決まれば、開業準備のすべてが決まる
具体例を出します。
3年後「一人で、月60人を丁寧に施術する」と書いた人。物件は10畳もあれば十分です。広い駐車場もいりません。お金をかける場所は、リピート率を上げる接客や、リピーターさん専用のLINE導線。集客費はホットペッパーよりLINEに投資。
3年後「スタッフ3人で、月300人」と書いた人。物件は最初から広めを選ぶ必要があります。開業初日からスタッフ採用や教育マニュアルの準備が始まります。集客の幅も広めに張る必要がある。
3年後「自宅サロンで、子育てしながら週3日」と書いた人。物件は今のままでOK。むしろ生活スペースとの線引きが大事になる。お客様の人数より、一人ひとりとの関係性の濃さで売上を作る設計です。
同じ「マツエクサロン開業」でも、3年後のゴールが違えば、最初の一歩の中身が全部変わるのが分かると思います。
3年後の自分を決めるための問い
もし「3年後どうしたいかが浮かばない」という方は、次の問いをノートに書いてみてください。
- 一人で仕事を完結したい? それとも誰かと一緒に作りたい?
- 新規をたくさん集めたい? それともリピーターさん中心の濃いサロンにしたい?
- 休みは曜日固定? 予約状況に合わせて柔軟にしたい?
- 客単価は他店より高めに設定したい? 通いやすい価格帯がいい?
- 自分のサロンを「いずれ売却・譲渡できる資産」にしたい? 自分の代で完結したい?
正解はありません。「自分はこっち」と言い切れる答えを見つけることが、最初の一歩の本体です。
アイリストならではの「忘れちゃいけない準備」
方向性が固まったら、マツエク独特の準備にも目を向けてください。
美容師免許の確認、美容所登録、グルーや道具の選定、衛生管理マニュアル、そしてアイリストにとって最重要のひとつ、パッチテストの運用ルール。
「新規のお客様には初回前にパッチテストをお願いするのか」「過去にアレルギーが出たお客様にはどう対応するのか」「お客様への案内文面はどんな言葉で伝えるのか」。
このあたりを、最初のお客様を迎える前に決めておくと、後で本当に楽になります。お客様への信頼にも直結します。
最初の一歩は、紙とペン
もう一度結論を書きます。
マツエクサロン開業の「最初の一歩」は、紙とペンです。
3年後のあなたが、どんなサロンで、どんな表情で、どんなお客様とお話ししているか。それを書き出すところから始めてください。
そこさえ決まれば、物件・資金・集客・予約システム、すべてはその軸に沿って自然と決まっていきます。
逆に、ここを飛ばして「先に物件」「先に資金」と動き出してしまうと、後でやり直すコストが大きくなります。
また、開業後にこれだけはやらない方がいいこと、などは後日また別のブログで投稿させていただきますね。
独立は、一生に何度もあることじゃありません。だからこそ、最初の一歩は地味でも丁寧に。
LINEやサロンボードとの連携や顧客管理など、MATSUEKU.jp はあなたのマツエクサロンを応援できる機能がたくさんありますので、開業される際はあなたのサロンを応援させてくださいね。