「店販って、なんだか押し売りみたいで苦手で…」
せっかく信頼してくださっているお客様に、商品をすすめて嫌われたくない。その気持ち、とてもよく分かります。
でも、少しだけ見方を変えてみてください。マツエクの店販は、次のご来店までの「持ち」を守るための、もうひとつの施術です。
マツエクの仕上がりは、サロンを出てからも本番
どれだけ丁寧に付けても、ご自宅での過ごし方で持ちは大きく変わります。
- オイルクレンジングの油分は、グルーの接着を弱めてしまう
- 施術直後の24時間は、目元をなるべく濡らさない
- 毎日のコーミングで、絡まりや抜けを防ぐ
こうしたことを伝えるとき、「では、何を使えばいいの?」の『答えまで手渡せる』のが店販です。お客様が知りたいのは、商品そのものより「きれいが長持ちする方法」なんですね。
店販が動いているサロンは、お客様との会話が多い
店販がよく動いているサロンを見ていると、共通していることがあります。それは、お客様との会話が多いことです。
まつげの悩みを相談してもらえる。指名で通ってくださる。そんな関係ができているお客様ほど、「このアイリストさんがすすめてくれるなら」と、自然に手に取ってくださいます。
店販は、売り込みの結果ではなく、信頼関係の「結果」として生まれるものなのかもしれません。
マツエクサロンで置きやすい店販商品
- コーティング剤:皮脂・水分・摩擦からエクステを守り、カールをきれいに保つ
- まつげ美容液:自まつげにハリ・コシを与え、保湿・保護する
- オイルフリーのクレンジング:グルーへの負担を減らす
- まつげ用のブラシ(スクリューブラシ):毎日のコーミングに
サロン専売品は、市販品より価格が高めのことが多いです。だからこそ、「なぜこれをおすすめするのか」をアイリスト様の言葉で伝えられることが、サロンで買う理由になります。
成分や製造元がはっきりしている商品を選んでおくと、アイリストさん自身が自信をもっておすすめできます。
知っておきたい「言葉のルール」
まつげ美容液は「化粧品」です。そのため、次のような言い方はできません。
- まつげが伸びる・生える・増える・太くなる
- 育毛・発毛(化粧品ではNG)
一方で、次のような伝え方はできます。
- まつげにハリ・コシを与える✨
- まつげを保湿・保護し、切れ毛を防ぐ✨
広告や店内のPOP、LINEやSNSでのご案内、厳密には口頭でのご説明も、すべて対象です。スタッフさん全員で、同じ言葉をそろえておくと安心です。
販売するときの基本
仕入れた化粧品(既製品)を、そのまま販売するだけなら許可は不要です。ただし、業務用の大きな容器から小さな容器に詰め替えて販売する「小分け販売」には、化粧品の製造業許可が必要です。気軽にやってしまいがちなので、ご注意ください。
押し売りにならない、3つの伝え方
- 施術中に見えたことを根拠にする:「目尻のまつげが少し乾燥気味なので、保湿してあげると持ちが変わりますよ」と、お客様のまつげの話から始める。
- 価格まで伝えて、選んでいただく:説明だけして価格を言わないと、お客様は「聞いていいのかな」と迷ったまま帰ってしまいます。価格を伝えて、選ぶのはお客様。
- 「今日は大丈夫です」も歓迎する:次のご来店で、まつげの状態を一緒に見てから決めてもらえば十分です。
「誰に・何を・いつ」を残しておくと、次の会話が生まれる
店販をお買い求めいただいたら、どのお客様が、何を、いつ購入されたかを記録しておくのがおすすめです。
- 次のご来店で「この前のコーティング剤、使い心地どうでした?」と話しかけられる
- 使い切るころを目安に、さりげなくご案内できる
- どの商品が、どのお客様に喜ばれているかが見えてくる
店販は「売って終わり」ではなく、次のご来店までお客様とつながっている時間をつくってくれます。
最後に
店販は、売上を上げるための手段である前に、あなたが仕上げたマツエクを、次のご来店まで大切にしていただくためのものです。
「このアイリストさんがすすめてくれるなら」と思っていただける関係こそが、何よりの財産ですね。
実は本日、店販でもお役に立てるようにと、MATSUEKU.jpに『店販商品の売上入力機能を追加し、明細やExcel等に残していける機能』を実装いたしました。この機能のご要望をいただいた店舗様に感謝いたします✨
ご予約とは直接関係ないのですが、こちらの機能で店販でもお役に立てれば嬉しいです。