シングルラッシュ
シングルラッシュは地まつ毛1本に対してエクステンションを1本装着していく施術です。
エクステンションの太さはメーカーによって異なり、0.1㎜・0.15㎜・0.2㎜など多種多様です。
装着するエクステンションの太さを地まつ毛より一回りまでの太さとすることで負担なくエクステンションを楽しむことができます。
地まつ毛が伸びたかのように自然で、かつ毛先まで存在感のある仕上がりがお好きな方におすすめです。
ボリュームラッシュ
ボリュームラッシュは地まつ毛1本に対して太さが0.05㎜~0.07㎜と極細のエクステンションを2~5本の束にし、地まつ毛の負担にならないベストな本数をその場で見極め作成し装着していく施術です。
とても細いマツエクを束にしたのが、ボリュームラッシュという訳です。
1本が極細なので、付けている感覚がない程軽く羽毛のようなエアリー感があります。
地まつ毛が少ない方、まつ毛とまつ毛の隙間が気になる方、まつ毛の密度が増すので、より一層根元のアイライン効果が欲しい方はおすすめです。
リペア
「付け足し」とも言われます。
エクステンションの本数は、3週間〜1ヶ月ほど経つと付けた本数の約半分に減ってしまいます。
(これは毛周期という自然現象や、ご自身のライフスタイルによっても異なります。)
リペアすることにより、残っているエクステンションを活かし、お好みの本数まで増やすことが出来ます。
「少しだけ隙間が気になる…」「まだエクステが残っているけど、大切なイベントの前に綺麗にしておきたい」という時などリペアがおすすめです。
オフ
専用のリムーバー(オフ剤)を使用して、付いているエクステンションを外します。
オフ剤は一般的に流通しているものが2種類あります。
まつ毛の状態やエクステンションの残り具合に応じて使い分けをします。
低刺激ではありますが皮膚に付けないようにオフしていきます。
また皮膚についたり、目の中に入らないようにコットンや綿棒といった吸収体の上で施術をしていきます。
まつ毛の健康状態をチェックするためにも、3ヶ月に1回程度はオフをおすすめします。
地まつ毛も衛生的に保つことができ、育毛環境も良くなります。オフをしたタイミングで地まつ毛へトリートメントメニューを行うのもまつ毛に浸透しやすく効果的です。
ジェルタイプオフ
ジェルタイプは粘土がややゆるく液だれしやすく目の中に入りやすいのでポイントオフや少ない本数のオフに使用します。
目元がよく動いてしまう方はエクステンションの残り本数が少ない場合でもジェルリムーバーが目に入る危険性があるのでクリームタイプリムーバーの使用をおすすめします。
クリームタイプオフ
クリームタイプは固めのテクスチャーなので液だれの心配もなく、エクステ全体のオフに使用できます。
クリームタイプの伸びを良くさせようと、ジェルタイプのオフ剤を混ぜるなどの自己判断は危険ですので避けましょう。
スパチュラ
クリームタイプのオフ剤をエクステンションに塗布する際使用するステンレス製のヘラです。
エクステンションを付けるツイザーでは先端が鋭利すぎて危険な為、オフの際はスパチュラを使用します。
塗りやすく素早く伸ばせるように先端は平たくなっています。
ツィザー
施術の際に使用するピンセットを専門的にツイザーと呼びます。
エクステンションをツィザーでキャッチし、地まつ毛へと付けていきます。アイラッシュデザイナーにとってはなくてはならないツールです。
まつ毛を掻き分けるのに適していたり、ボリュームラッシュのファンを作りやすく設計されたツイザーなど、使用目的によってストレート・カーブ・ワイドといった形状が異なります。
またエクステンションを付ける時だけでなく、サージカルテープを皮膚から剥がす際に使用する先端が滑らかに丸くなったテープ用ツイザーもあります。
主にステンレス製かチタン製が主流です。
ステンレス製
ステンレス製は汚れにくく錆びにくい特徴があり耐久性に優れています。
チタン製
チタン製はステンレス製に比べて軽く、細やかで繊細な作業をする施術者の手の疲労も軽減され、施術効率がアップします。
また金属アレルギーをお持ちの方にもアレルギー反応が発症しにくいので安心して施術を受けることができます。
グルー
地まつ毛にエクステンションを付ける際に使用する接着剤。
速乾性があり、エクステンションを付けた時にアイライン効果が出るように黒色をしています。
主成分はシアノアクリレートであり、増粘剤、着色剤、安定剤、その他複合物を含んでいます。
シアノアクリレートとは工業系・医療系を含め、日常的に使用されている合成接着剤の主成分として最も多く使われている成分です。
空気中また被着体に付着している水分によって硬化します。
水分で硬化をする為、空気中の水分量が多くなる梅雨時期やエアコン、冬の時期は暖房器具などで水分量が低下し乾燥すると硬化の速度が左右される場合があるので、適温・適湿を保つことが安定した施術につながります。
また完全に硬化する前に、涙や目薬など大量の水分に触れたりすると接着部分が白化してしまうので注意が必要です。
サージカルテープ
普段医療用として使われている低剥離のテープです。
肌に直接触れるのもなので、伸縮性と通気性に優れたのもがおすすめです。
エクステンションの施術の際に下まぶたに貼ります。
・下のまつ毛がグルーで付かないようにする
・アクシデントによる、ツイーザーの先端から下まぶたを保護する
・まつげを見えやすくし、施術しやすくする
などの役目があります。
サージカルテープの粘着部分にほこりが付着しないよう、衛生的に保つため専用のテープケースなども販売があります。
アイパックシート
アイパックシートもサージカルテープと同様に、下まぶた・下まつ毛を保護する役割があります。
サージカルテープの代用品として使用されますが、大きな違いはアイパックとつく名の通り「保湿力」にあります。
保湿成分を含んだジェル状のシートによって肌にかかる負担を最小限にできるため、肌がかぶれたり、目元がつっぱるなど、サージカルテープが肌に合わない方も安心して施術を受けることができます。
また、ヒアルロン酸を配合しているものもあり、目元の乾燥やシワなどをケアすることができます。
クリーニング
エクステンションを接着する前に地まつ毛の皮脂汚れや化粧残りを拭き取ります。
使用するクリーニング剤はプライマーとも呼ばれています。
まつ毛はアイメイクをしていない状態でも、目に見えない汚れが多く付着しています。
そういった異物がまつ毛に残っていると、エクステンションの密着を邪魔して根元浮きの原因になり、持続力に影響がでてきてしまいます。
グルーは油分触れると劣化しやすい性質を持っているので、エクステンションを接着する前にまつ毛の皮脂・たんぱく汚れを除去することでグルーの接着力”もち”を良くすることができます。
最近では、涙と同じpHで作られ化粧品登録されているプライマーもあり、まつ毛に優しく安全に使える商材も増えています。