アイリスト
まつ毛エクステやまつ毛パーマを施術する人のことを、『アイリスト』と呼ぶことが一般化されていますが、『アイリスト』は有限会社ローヤル化研、社団法人日本アイリスト協会によって商標登録されており、肩書として使用することはできません。
そのため、アイラッシュデザイナー、アイデザイナー、EYETIST(アイティスト)などサロンごとに呼び名が異なっていることもあります。
どの呼び名でもまつ毛エクステの技術者であることは変わりありません。
また、『アイリスト』とは和製英語です。
英語でアイリストは『アイラッシュアーティスト』と表現されます。
アイリストになるには
まつげエクステンションの施術をするためには、まず国家資格の『美容師免許』を取得する必要があります。
美容師免許を取得するためには、美容師国家試験の受験が必要です。
受験資格は、美容師養成施設の卒業者であることが条件となっています。(昼間・夜間2年以上、通信3年以上)
試験内容はマークシート形式で回答する筆記試験、カッティング・ワインディング又はオールウェーブセッティングの実技試験があります。
http://www.sb.rbc.or.jp/2006/11/post_2.html
試験は2月と8月の毎年2回あります。
実技、筆記どちらもクリアすれば、美容師免許資格を取得することができます。
未経験でもアイリストになれるのか
未経験からアイリストを目指す方はまず美容師免許の取得が必要です。
美容師免許を取得済みの方は専門スクールに通う、または、サロンへ就職し技術を身に付ける必要があります。
独学で技術を身につけたとしても美容師免許がなければ、施術することはできません。
勤務時間・休日
社員は多くのサロンが、月8日休みを採用しているケースが多いようです。
自分のライフスタイルに合わせて働きたい方は、アルバイトを選択する人も多いようです。
また、育児中のアイリストには、午前中だけや、夕方までなどの短時間勤務を認めている会社もあるようです。
勤務時間は法定範囲の8時間+残業という勤務が多く採用されており、業務形態によっては、1日10時間以上就労する通し勤務をすることで、その分出勤日を減らして休みを増やすことができるサロンもあるようです。
サロンや契約内容によって働き方はそれぞれですので、自分自身の働き方に合ったサロンを探しましょう。
給与
アイリストの給与は、正社員で働く場合の初任給は18万円~が平均です。
お客様一人の利用単価が高いこともあり、同じ美容業界のネイリストや美容師の平均に比べるとやや高めです。
基本給にプラス指名数や、施術売上に合わせてインセンティブがつくサロンもあります。
アイリストのアルバイトやパートの平均時給は1,000円~。
経験者などは1,200円~1,800円で働いている人もいるようです。
アイリストの仕事
アイリストの仕事とは、『まつ毛エクステ』や『まつ毛パーマ』などの技術を用い、お客様の目元を美しくすることです。
お客様は『まつ毛が短い』『まつ毛が少ない』など、それぞれの悩みや不満を抱えてサロンにいらっしゃいます。
アイリストはお客様とのカウンセリングの中から、的確なアドバイスと施術のご提案を行い、お客様の理想とする目元に近づけていきます。
施術後、まつ毛パーマやまつ毛エクステを長く楽しんでもらうために、クレンジングや美容液など日々のケアについてのご提案と、注意するポイントをお客様にお伝えします。
1日の主な業務内容
開店前:清掃、カルテ確認など、お客様をお迎えする準備
開店:電話対応、お出迎え、カウンセリング、施術、お会計、お見送り
閉店:清掃、片付け、明日の予約確認と準備、事務作業など
独立
アイリストとしての独立開業には、まずサロン立地を見極めサロンの場所をさがします。
そして、お客様をお迎えできる状態にするため、内装設備工事をし、機材、家具、器具、商材など一式そろえる必要があります。
美容サロンをメインに実績を持つ、内装デザインから工事まで請け負ってくれる業者を利用するのもおすすめです。
商材購入するにはたくさんのメーカーがありますが、ご自身が受講したスクールの商材をメインで利用する方も多いようです。
また、お店を持たずに独立するという方法もあります。
美容師でいう『面貸し』のシステムです。
費用や集客面で不安がある方は、自分のお店を持つ前の勉強として利用し、経験を積むのにも適しています。